このブログについて

ドイツ在住アラサーAzuです。
2016年より抜歯・両あご手術を含めた歯列矯正の治療を始めました。

なぜ西洋人は美しい歯並びをしているのか。
それは「治しているから」です!

歯列矯正が当たり前のドイツで、最高の医師と治療方法による変身劇をお届けします。

目指せ☆スマイル美人!


Tuesday, August 9, 2016

日本人がうらやむ!ドイツの有給制度

歯科矯正からはちょっと離れて、今日はドイツの有給制度についておはなしします。
経済大国の日本とドイツ。
GDPは日本の方が上回ってはいますが、両者にそんなに大差はありません。

しかし!有給精度には雲泥の差があるんです!

たとえば・・・


〔有給30日、絶対年内に消化してください。〕
入社後会計から言われた一言。
入社前、ドイツの会社のことは全く知らなかったので、この言葉に耳を疑いましたね。
入社後半年は研修期間なので、有給は少し減りますが、入社後1年からは年間30日のお休みがもらえて、しかも年内に消化しない場合は会計から取りなさいと注意されるのです!


〔8月は子どもの学校が休みだから、3週間南フランスに行くのよ。〕
有給30日。けどガッツリまとめて取る人なんているの?長い間会社を空けると、その分周りの人に迷惑がかかる、と思っちゃいませんか?
ドイツでは、まとまった休暇は案外簡単に取れてしまいます。
周りの同僚の休暇の取り方を見てみると、14連休なんて全く珍しくなく、中には21連休の人もいました。
このながーい連休の使い道は人それぞれですが、ドイツ人は旅行が大好きです。2週間、スペインのビーチで本を読みながらゆっくり過ごすとか、南米やオーストラリアなどの遠方の地に友達と冒険に出かける、といった具合です。
私は入社して2年半経ってますが、まだ14連休は何となく抵抗があってできてません・・・。
(来年は絶対取るぞ!)


〔寝坊して10分遅刻・・・まぁいいか。〕
 これはどこの会社もそう、と言うわけではありませんが、私の勤め先は基本的にフレックスタイムです。なので来る時間は基本的には自由で、契約書に書かれている労働時間を守っていれば良いのです。
ただし、コアタイムというものがあり、その時間は会社にいなければいけません。
個人的に、遅刻を連発するとどんどんルーズになりそうだし、来る時間が分かった方が周りの人とも仕事しやすいので、私は(割かし)定時に出社してます。


〔今日は病気。クランクシュライベンさせていただきまーす。〕
クランクシュライベン Krank schreiben とは、簡単に言うと病欠のことです。
日本だったら有給から引かれて当然ですが、ドイツは病気の場合、有給を使わず会社を休めます。しかも病状の詳細は問われません。
そうすると、当然「サボり疑惑」が発生します。会社としても、従業員にはなるべく休んでほしくありませんよね。そのため、3日以上休む場合は、病院から通院証明をもらい、会社に提出します。
休むのは大事なことですが、病欠が多いとパフォーマンスの低下という点でボーナスが引かれる可能性もあります。


いかがでしょうか。
私はこのドイツの有給制度は、ドイツで仕事する最も有益なポイントのひとつだと思います。
人生で初めて10日休暇を頂いたときは、本当に心も体もリフレッシュできて、仕事への更なるエネルギーが湧いてきました。
こういう制度が効率の良い働き方を応援しているのだと感じます。
とはいえ、まだまだ日本人の感覚から抜け出せず、周りのドイツ人同僚を見て、どっひゃ~となることはありますが。笑


以下のサイトにドイツの有給制度について詳しい記事がありました。
http://www.newsdigest.de/newsde/news/featured/4820-946.html



今日のドイツ語
有給 bezahlter Urlaub (ベツァールター ウアラウプ)
休暇(学校が休みの期間) Ferien (フェリーエン)
遅刻 Verspätung (フェアシュペートゥンク)
(通院の)証明 Bescheinigung (ベシャイニグンク)
休暇を取りなさい!Nehmen Sie bitte Urlaub! (ネーメン ズィー ビッテ ウアラウプ!)

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